新人に必要な「元気」と「理不尽耐性」
こんにちは、Gifted南風盛です。
僕もブログを書くことになりました。(笑)
僕の方では自分の会社では書けないような笑、
今日から使えるコミュニケーション術を日々記載していきたいと思います。
現在、内定者教育についてご相談を頂いております。
そこで、本日は新人や結果の出ていない社員の使うべき武器について書きたいと思います。
新人の頃は、能力や優秀さを証明することをどうしても急いてしまいます。
その結果、間違ったアピールをしてしまいがちです。
①「それ、意味ありますか?」と聞いてみる→間違った本質思考のアピール
②腑に落ちない態度やイライラを出してしまう→カンタンに従属しないぞ、自分には自分の考えがあるぞ、という間違ったポテンシャルアピール
③理不尽に対して正論で論破を試み、自己満足に浸ってみる→間違ったロジカルアピール
などなど・・・。
不安の裏返しの心の置き場所として、という側面があるかもしれませんが、
これらは何の証明にもなっていないどころか、むしろマイナスになってしまいます。
そもそも能力値や実績が追いついていないからです。
そこで、まずは「可愛がられること」を念頭においてみましょう。
僕も従業員を持つ身ですが、一歩外に出れば、立派な先輩たちに囲まれた1人の未熟者です。
そんな自分ができることは一つしかない、と考えるのです。
「元気よく、先輩方にストレスをおかけしないように立ち回るように努める」
です。
例えば、何かのイベントに誘われたとしましょう。メールで返す文面で、
「はい。参加致します。宜しくお願い致します。」
上記、誤りではありませんが、これを少し変えてみましょう。
→「はい!参加させて頂きます!当日お会いできるのが楽しみです!」
としてみます。
さて、上司がこの2つのメールをもらって、どちらが嬉しいかを考えてみましょう。
無論個人差はあるとは思いますし、!の数はうるさくなり過ぎないよう、ある程度の調節は必要である、という前提ですが、僕なら後者です。
たくさんのイベントに顔を出して、「君はいつもいるね~」と言われたら
「はい、自分は皆勤賞狙うことしかできないんで!まずは皆勤賞狙います!笑」
と言うチャンスなのです。
積極的に「!」を使っていきましょう。新人は元気が仕事なのです。
このような行動をとるための前提として、「何を以て優秀とするか」を履き違えないことが大事です。
豊臣秀吉は、織田信長のクツを懐で温め、出世しました。
ロジカルシンキングもクリティカルシンキングも、新人に特に期待していないのです。
目上の方のクツを懐で温めようと思えるか、そしてそう思えることが能力値であることをわかっているか。
それが「能力値」なのです。
(※この人は尊敬できるからする、この人は尊敬していないからしない、ではなく、目上の方であれば全て同様に接することが必要です。)
また、新人(にかぎらず)怒られた時の対応もとても大事です。
最近では、「怒られ方」研修というのが流行っているようです。
背景として、「若い子たちの理不尽耐性が低下している」ことが一つ、あるかもしれません。
「上司の虫の居所が悪くて怒られた」
よくあることです。SNSやtwitterを開けば、必ず愚痴が見つかります。
しかしこれは、むしろ学習すべき点がある、貴重な体験です。
虫の居所が悪くて八つ当たりする上司がいる環境に感謝するべきなのです。
「なんだよ、こんな理不尽な上司についていけない」
「どうしてもハラに落ちない」
と思うかもしれません。
モチベーションが下がるかもしれません。
でも考えて見て下さい。
・あなたのロジック力はどれくらい凄いでしょうか?
・あなたの「ハラ」はどれくらい経験と実績に担保されたものでしょうか?
今までの既成の経験や価値観によって形成された「ハラ」に落ちるものだけを受け入れていたら、それ以上の成長は当然ながらなくなってしまいます。
そうでないものを受け入れる「白紙のマインド」が必要になるわけです。
そして、悲しいかな、1人のモチベーションが下がった所で会社は全く痛くありません。
会社は社員に、プロのビジネスパーソンとして報酬を払っており、
プロの仕事の中には「高いモチベーションのもと、業務に励む」ことが当然含まれており、
社員のモチベーションを上げる義務は本来会社には無いわけですから、自分1人が損をしてしまいます。
他方、優秀な人間は虫の居所が悪くて怒られた時、こう考えています。
「あらー、しまったなあ。言うタイミングを誤ったなあ・・・」
自分が変わった方が手っ取り早く、そして世の中が理不尽に満ちたものであることを根本から受け入れると、このような思考回路になります。
そして、
「大変申し訳ございませんでした(ご機嫌斜めな時にこんな話をしてしまった、自分の間の悪さに)。」
という少しもふてくされたり、渋々感がでずに、自責の言葉がでるようになります。
この渋々感、1%も出さないように意識していくことがとても大事です。
2つのケースをご紹介しましたが、これらに共通するWHY。
「何を以て優秀とするのか」
これをしっかり理解して、日々の振る舞いを行うことが、まわりに差をつけるスタートダッシュの第一歩かと思います。
Giftedでは、こうしたマニュアル作成からEラーニング、各種研修まで幅広く対応可能です。
是非ご相談下さいませ。
南風盛