どうする?今春入社の新人研修・OJT教育。今、人事や教育担当が出来ること

新型コロナウィルスによる感染症により、被害に遭われた皆さま、不安に過ごしていらっしゃる皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

報道にもあるように、コロナウイルスの影響により多くのイベントが中止になっており、不要不急の外出を控え集会などの自粛が呼びかけられています。

そのような中、数か月後に迫った4月の新入社員教育、そしてその後続くOJT教育。人事、現場教育担当のみなさまの中にも悩んでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

「4月以降に予定している新人社員教育はどうしたらよいのか」

弊社にもそういったご相談をいただく機会が日に日に増えてまいりましたので、この度4月入社の新入社員の戦力化を遅らせない方法について、弊社がお伝えしていることを書いてみます。

 

次年度の社員育成についてご検討いただく際に、ご参考にしていただければ幸いです。

 

■事業を止めるわけにはいかない。「新人の戦力化を遅らせない教育方法」を今一度整理してみる。

新人集合研修を延期させるという判断は、つまりは企業としては非生産的な人材をそのまま放置するという判断と同義。

この判断を選択せざるを得ないと、企業さまに思わせてしまっているのは、社会人教育・研修に長年携わってきた自分たちに対する戒めでもあるのですが、社会人教育業界全体が圧倒的にまだまだ集合研修に頼りすぎてしまっている負の遺産なのかもしれません。

なんとなく集合していると教育をした気になってしまいますもんね。

そしてこの状況であれば、「集合研修やめざるを得ない」→「オンライン教育にしよう」→(オンライン教育のeラーニングには、汎用コンテンツがたくさんあるものとないものがあるんだな)→「時間もないし、今春新人教育は、汎用コンテンツを使ってeラーニング学習にしよう」という判断にもなりがちです。

今一度、自社にマッチする「新人の戦力化を遅らせない教育手法」探しとして、
新人教育として今までやってきたことを箇条書きに書き出してみて、どんな手法がとれるのかひとつずつ分解してみませんか?

 

ステップは2つだけです。

 

STEP1)新人教育コンテンツを書き出してみる

 1:自社の組織、企業理念、行動指針の理解
 2:業界・業界用語の理解
 3:社内規定(就業規則、各種規程)の理解
 4:業務内容、社内用語の理解
 5:なぜ自分がここで働くのかの棚卸し、組織に属する自覚と働くことへの動機形成、目標設定
 6:ビジネスパーソンとして求められるコミュニケーションスキル習得
 7:ビジネスパーソンとしての常識、礼儀、電話応対、言葉遣いなどのビジネスマナー習得
 8:仕事についての基礎知識、スキル習得
次に、自社オリジナルのコンテンツなのか、一般的な新人教育コンテンツでもいけるのかを分けてみましょう。

 

 

STEP2)オリジナル、セミオリジナル、汎用コンテンツでOKと3つに分類してみる

ブログ表219

上記は企業によって大きく変わってくるかと思いますが、

実際に弊社では、企業さまの教育コンテンツを整理するとき、このように2STEPで整理をします。

整理してみると改めて、自社オリジナルコンテンツが多いんだねとよく言われます。

 

本当におっしゃる通りで、特に新人はまだ現場に配属もされていないので、現場をイメージしながら研修を受講することができません。

研修する側が現場をイメージできるように教育をしないといけません。

 

そうなると、「集合研修やめざるを得ない」→「オンライン教育にしよう」→「時間もないし、汎用コンテンツがあるeラーニングで」という判断は少し早合点かもしれませんね。(=場合によっては教育していないのと同じであることも・・。)

 

一般的に、研修で学んだことを現場で再現できる「再現率」はたったの7%言われています。

このように低い再現率にしてしまっている理由は、2つ。

 ①研修で学んだことを忘れてしまう

 ②研修で学んでも、現場でどう活かせばいいか迷ってしまう

特に新人の場合、一気にたくさん学ぶので①はもちろんですし、②もケアする必要がありますよね。

 

よって、弊社からお勧めするのは、

●汎用コンテンツをセミオリジナルとして自社用にカスタマイズしeラーニング化すること、

そして人事、教育担当の負担ないかたちで

●受講者が忘れないように繰り返し学習できるシステムの導入です。

 

「しかし、時間もないのにeラーニングの中に入れるオリジナルコンテンツ制作なんて出来ないよ」

いえいえ、ご安心ください。

オリジナルコンテンツは、いままで研修やっていたのなら、本当にすぐに出来ます。(まずは、投影資料がそのまま使えますよ)

 

オリジナルコンテンツを使用しながら「新人をオンラインで教育」できる体制、

忘れない、迷わない教育の体制を作っておきませんか?(OJT教育のフェーズになった時も、大いに役立ちますよ)

 

それでも、コンテンツを作るなんて不安、マンパワーが心配という企業さまは是非お声掛けください。

当社には、不動産、保険、派遣、メーカー、医療介護、学習塾、小売 などなどのマニュアル制作、eラーニング導入実績があり、弊社の持つ、300ページにわたる「Giftedノウハウ虎の巻」がございますので、上手く使っていただきながら、貴社オリジナルコンテンツを簡単に作ることができます。

 

 

4月の新人教育にまだまだ「自社コンテンツを搭載したeラーニング導入」は全然間に合いますよ。