エビングハウスの忘却曲線と活用方法
挨拶
みなさんこんにちは!沖田です。
先日こんなお話を聞きました。
「どうやったら勉強したことや研修でやったことを忘れずに入れるのだろう」
「どうやったらたくさんの情報を効率よく覚えられるのだろう」
社会人の皆さんは一度は考えたことがあることですよね・・・
ということで、今回は人間の「記憶」についてお話します。
エビングハウスという学者の理論に基づいて
『情報を忘れずに効率よくインプットする方法』をお教えします!
「なぜ人間は忘れてしまうのか」「どうしたら忘れないでいられるのか」
が理論的に解説していきますので、ぜひ最後までお楽しみください。
目次
1エビングハウスについて
2エビングハウスの忘却曲線とは
3記憶するときの脳の動き
4忘れないためにはどうすればいい?!
まとめ
1ヘルマン・エビングハウスについて
ヘルマン・エビングハウスとは、
世界で有名な心理学者のうちの1人で『人間の忘却』についての研究をしていた人です。
1885年、学習と忘却のプロセスを記述した「記憶について」という本を出版しました。
この人の研究はアリストテレス以来の最大の研究だ言われています。
エビングハウスは人間についてこう語りました。
「人は急速に忘れる動物である。」
では具体的にエビングハウスの研究について説明していきます。
2エビングハウスの忘却曲線
下の図はエビングハウスの忘却曲線を表しています。
縦軸は記憶力、横軸は時間経過で表されています。
この図から「学んだことが時間経過に伴い、どれだけ記憶に残っているか」と言えます。
逆に「どれだけ人間は時間経過とともに忘れていくのか」とも言えます。
このグラフから、人が何かを学んだ時・・・
・20分後には約42%忘れる
・2時間後には約56%忘れる
・9時間後には約64%忘れる
・1日後には約74%忘れる
・2日後には約78%忘れる
・6日後には約80%忘れる
・31日後には約82%忘れる
と言うことが読み取ることができます。
つまりは、1日で半分以上のことを人間は忘れてしまうのです・・・!!!
では忘れないためにはどうすればいいのか、
次の章ではこの曲線の活用法を見ていきたいと思います。
3エビングハウスの活用方法
エビングハウスの忘却曲線はただ忘れてしまう・・・
だけではなく、忘却を防ぐことも説明しています。
それが復習になります。
その日にやったことをその日中や1日後、2日後に復習をする。
そうすることによって記憶度が回復します。
そして次は1週間後、その次は1ヶ月後・・・と復習をして定着を図っていきます。
つまりは、一度やったことを早く復習して、記憶度を回復させる。
少し期間を空けてもう一度復習し記憶度を回復させる。
そのようにして、記憶の定着を図ることができます。
これが、エビングハウスの理論に基づいた
『情報を忘れずに効率よくインプットする方法』です!!!
弊社eラーニングEGGではエビングハウスの理論と脳の構造を元に作られたシステムです。
もしご興味ございましたらご覧ください。
まとめ
・人は1日で半分以上のことを忘れてしまう。
・おすすめ復習タイミングは『1日後→4日後→7日後→11日後→20日後』
いかがでしたでしょうか?!
エビングハウスの忘却曲線から忘れず効率的に学習する方法をご説明しました。
次回は、脳の構造に着目して『記憶』について触れていきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました♫
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